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上妻祥浩 著「大映セクシー女優の世界」発売 pany



 2014年12月9日、河出書房新社より上妻祥浩 著「大映セクシー女優の世界」が発売されました。

 旧大映は60年代後半からテレビの浸透などにより、経営が加速度的に悪化。この時期に対抗策の意味も含め量産されたのがセクシー系映画(作品タイトルからは過激なポルノ映画のような印象を受けるものの、内容は直接的な描写は少なく、むしろ淫靡さとはかけ離れた実直なドラマや味のあるコメディが大半)でした。

 本書では、タイトルどおりこれらの作品に出演した女優をはじめ、映画に携わった監督・脚本家そして作曲家(池野成・伊部晴美・八木正生)までもが取り上げられています。



「大映セクシー女優の世界」上妻祥浩 著 (河出書房新社)


 大映プログラム・ピクチャーの第一人者として、そのオールマイティーな手腕が見込まれ、セクシー系映画も数多く手がけることとなった映画監督 弓削太郎。
 その弓削が監督した映画全38作品のうち、実に30作品の音楽を担当しているのが作曲家 池野成でした。

 著者の上妻祥浩氏は、この二人の仕事についても入念な取材をされています。

 同時代の日活ロマンポルノや東映スケバン映画などに比べ、これまでほとんど語られることのなかった大映セクシー映画。その独自な世界と魅力、そしてそれらを生み出したスタッフの「仕事」を本書にて是非ご確認ください。





池野成 研究活動



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