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ハンマー・ダルシマー1



 生明慶二氏を語るうえで欠かすことの出来ない打弦楽器ハンマー・ダルシマー。
 この度、生明氏へのインタビューを契機に日本打弦楽器協会会員の方がハンマー・ダルシマーを簡潔に御説明くださいました。
 御高覧ください。

【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】


ハンマー・ダルシマーとは


 琴のように、共鳴箱あるいは共鳴板に沿って弦を張る楽器をツィター属と分類するが、その中で弦をはじいて演奏する楽器をプサルテリウム、弦をバチで打って演奏する楽器をダルシマーと呼んで区別する。ただし、プサルテリウムは指や爪の他、鳥の羽軸や棒でも演奏されるため、描かれている楽器を区別することは難しい。

 プサルテリウムは中世ヨーロッパで使われていたが、弦を打つダルシマーがはっきりと区別できるようになるのは、15世紀になってからである。この楽器は地域により名前が違い、英語圏のダルシマーのほか、ハンガリー・東欧でツィンバロム、ツィンバール、ドイツ・スイスでハックブレット、イラン・インドでサントゥールとして知られる。ハンマー・ダルシマーという名前はアメリカで、撥弦楽器であるマウンテン・ダルシマーと区別するために使われるようになった言葉で、20世紀の半ば以降に定着した。

 東アジアにはヨーロッパから海路でまず中国に伝わり洋琴(後に揚琴と表記、ヤンチン)と呼ばれ、中国から朝鮮半島、ベトナム、タイなどに伝わり、それぞれの地域の民俗楽器として発展をしている。日本では江戸時代、琉球使節が将軍の御前で御座楽(うざがく)の楽器として演奏したが、市中に広まるものではなかった。この琉球使節が徳川家に残した楽器が現在徳川美術館(名古屋)と徳川ミュージアム(水戸)に所蔵されていて、ヤウキンと記録されているが、徳川美術館のものには箱に「夜雨琴」と記されている。

出典:「dulcimerの部屋」





「生明慶二 インタビュー」





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