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吹奏楽のためのブーレスク風ロンド(1972)
RONDO IN BURLESQUE for Concert Band

手塚幸紀 指揮
東京佼成吹奏楽団(現・東京佼成ウインドオーケストラ)


1972年11月21日 日比谷公会堂〔協力:東京佼成ウインドオーケストラ事務局〕



第15回東京佼成吹奏楽団定期演奏会チラシ
第15回東京佼成吹奏楽団定期演奏会チラシ
〔資料提供:東京佼成ウインドオーケストラ事務局〕


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【作曲者の言葉】

 「ロンド」というのは、たとえば「A」という主題があったときに、他の「B」「C」「D」といった主題と「AB」「AC」「AD」というように変型しながら繰り返し出てくる音楽の形式名ですね。
 「ブーレスク」というのは、“ふざけた”とか“諧謔的な”というぐらいの意味で、聴いてると『ゴジラ』とか怪獣映画の音楽が出てくるでしょ(笑)。(※ 筆者註:本作では、映画『ゴジラ』『怪獣大戦争』『フランケンシュタイン 対 地底怪獣(バラゴン)』『わんぱく王子の大蛇退治』で使用された楽案が用いられている)そんな意味も含めて「ブーレスク風なロンド」となったわけですね。

(1996年11月23日、Salidaインタビューより)



 東京佼成吹奏楽団(現・東京佼成ウインドオーケストラ)の委嘱により作曲され、1972年11月21日、「第15回 東京佼成吹奏楽団定期演奏会」(於:日比谷公会堂)で、手塚幸紀の指揮により初演。
〔「伊福部昭の純音楽」収録音源〕

 その後、東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブルのアメリカ公演に際し、細部に手が加えられ、打楽器群に日本の大太鼓が編入された《倭太鼓と吹奏楽のためのブーレスク風ロンド》と名付けられた版が、1977年12月10日、汐澤安彦の指揮により初演された。

 さらに1983年8月5日、「伊福部昭 SF特撮映画音楽の夕べ」が開催されるに際して、吹奏楽をオーケストラに編作した《倭太鼓とオーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク》が、汐澤安彦 指揮 東京交響楽団により初演されている。



Salida・CD「伊福部昭の純音楽」
JASRAC 許諾番号:R-2090699JV, R-2090700JV
JANコード:4571503310140

CD3枚組DESL-014〜16¥7,000+税

7作品全音源初CD化




【「伊福部昭の純音楽」特別寄稿】


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