ompany
2014年２月24日(月)、東邦音楽大学トロンボーン科 トロンボーンアンサンブルコンサート（於：川口総合文化センター リリア音楽ホール）にて、池野成 作曲《FRAGMENT ANTIQUE 古代的断章》（1984）が演奏されます。
９本のトロンボーンと３本のバス・トロンボーン、および６人の打楽器奏者が受け持つ、ティンパニ、コンガ（各種サイズ）、中国シンバル、ギロ、シンバル、スタンパー 、クロタル、カウベル、キューバン・ティンバレス、ボンゴ、アフリカン・ストレート・ドラム、大太鼓、トムトム（各種サイズ）の楽器から成るこの曲は、作曲家 池野成のトロンボーンへのこだわりがとりわけ強く示された作品のひとつです。
その特異な楽器編成も影響しこれまであまり再演の機会に恵まれてきませんでしたが、かつて2006年に行われた「池野成 メモリアル・コンサート」でも本作品を演奏された吉川武典氏(東邦音楽大学特任准教授、NHK交響楽団所属)の指揮・指導により《古代的断章》が「池野成 没後10年」に甦ります。
〈古代的断章に就いて〉 池野成
映画『夜の河』（1956年 大映京都／吉村公三郎 監督）劇伴スコアを見る池野成氏
（2004年５月６日 撮影）この写真の撮影後、なぜか《古代的断章》の話になり、
「恐るべき傑作ですね」とお伝えしたところ、池野氏は笑みを浮かべられました。
