特別公開「小杉太一郎の手紙」
小杉太一郎・幸子夫妻
小杉太一郎・幸子 夫妻



作曲家 小杉太一郎の手紙が発見されました。手紙は、長女を出産するため入院していた、妻・幸子に宛てて書かれたものであり、手紙を発見したのは他でもない小杉太一郎・長女の直良(なおみ)さん。 「直良」という、いつも男性に間違えられ、一度として「なおみ」と読んでもらったためしがない自分の名前について、「どうなんだろう?この名前………」と考えていたその矢先、普段は開けたことのない古い引き出しをたまたま何気なく開けてみたところ、この手紙が発見されたとのことです。「手紙」というプライベートなものを公開するのは小杉太一郎・幸子ご夫妻にとって不本意なことであると考えられますが、この手紙が作曲家 小杉太一郎が長女の誕生に立ち会えないほど仕事で忙しかったことや、自宅ではなく撮影所で父・小杉勇(当時は主に日活の映画監督として活躍)と命名について話し合っていたという事実、さらに当時のギャランティの一端がわかるといった資料的な側面を多分に有していることを考慮し、直良さんはじめ御遺族のご承諾をいただいたうえで特別公開いたします。


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】



小杉太一郎の手紙1




小杉太一郎の手紙2
註)「バーバ」=幸子の母・山内さく(活動弁士・漫談家 山野一郎の妻)



小杉太一郎の手紙3
註)「おジーちゃん」=太一郎の父・小杉勇 「会社」=日活調布撮影所



小杉太一郎の手紙4




小杉太一郎の手紙5
註)「甲武信」=映画『甲武信嶽伝奇(三部作)』(1956年 日活/監督:冬島泰三 音楽:小杉太一郎)「千代ちゃん」=太一郎宅のお手伝いさん



小杉太一郎の手紙6




小杉太一郎の手紙7




小杉太一郎・直良 親子












「家族」椎名早苗

作曲家 小杉太一郎 研究活動


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