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芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ 略歴company



芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ

撮影:渋谷学


芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカは、2002年9月に故芥川也寸志の意思を継ぎ、演奏機会の少ない日本人作曲家の作品を積極的に紹介することを活動の柱として設立された。2016年に作曲家野平一郎がミュージック・アドヴァイザーに就任した。

2003年の設立演奏会(2回シリーズ、紀尾井ホール)では、橋本國彦「感傷的諧謔」、宮原禎次「交響曲第4番」、大澤壽人「ピアノ協奏曲第3番」、早坂文雄「讃頌祝典之樂」、信時潔「海道東征」を取り上げ、注目を集めた。その後15年の活動を通して、演奏される機会の無かった作品の初演、初演以来演奏されていない作品の蘇演に取り組んできた。演奏にあたっては、譜面の探索、オーケストラ用の演奏譜の復刻、校訂、製作を行い、更に実際に使用した譜面のうち著作権の問題などをクリアしたものについて、2014年より東京音楽大学付属図書館に寄託し、他団体の再演に供している。それらの譜面は、すでにプロフェッショナル、アマチュアを問わず再演や、ナクソスをはじめとする主要レーベルCDの収録に使用されている。

2004年に北京と東京で『日中友好合作現代音楽祭』、2007年にハノイで『日越友好合作現代音楽祭』、2013年にマニラで『日比友好合作現代音楽祭』を開催した。各音楽祭では、現地と日本の作曲家に管弦楽作品や室内楽作品を委嘱、初演した。こうした音楽祭での経験に加え、2016年には、三名の作曲家に管弦楽作品を委嘱した演奏会を開催するなど、新作の創出にも取り組んでいる。

2016年にオクタヴィアからリリースされた池野成『ラプソディア・コンチェルタンテ』を中心としたCDは、「音楽の友」「レコード芸術」といった専門雑誌で、高い評価を受けて紹介された。

http://www.nipponica.jp/index.htm





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