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CD「山内正の純音楽」収録作品(2)&(3)《ピアノ・ソナタ》《チェロ・ソナタ》


作品について



 《ピアノ・ソナタ》は1968年 第4回「作曲五人展」で初演された後、和声および構成上の改訂が施され、1973年 第7回「作曲五人展」で村上弦一郎のピアノにより改訂版の初演が行われました。

【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】

【作曲者の言葉】

これは古典的な形式のソナタである。然し和声・リズム等は西欧古典のそれ等と本質的、或は原理的には異質のものである。特に和声の点に関しては、我国古来の五音音階(この場合半音を含む所謂「陰旋法」)の合成音を和声の中枢にしている。第一楽章の主音は嬰ハ音、第二楽章は嬰ト、第三楽章は嬰ニである。(中略)全体を通して表現すべく意図したものは、強いて言えば、人生に対する情熱とでも言うべきか。


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】




 《チェロ・ソナタ》は、改訂版《ピアノ・ソナタ》と同じく第7回「作曲五人展」にて、日本チェロ界の代表的先駆者・井上頼豊のチェロ、村上弦一郎のピアノにより初演されました。

【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】

【作曲者の言葉】

チェロの機構、音色等を常に頭に置いて書き進むうち、日本和声のこの楽器への適合と云う点で大きな興味を覚えた。全体の構成は古典ソナタと異なりかなり自由なものである。


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】



 この度の収録は、山内家より《ピアノ・ソナタ》[改訂版]、《チェロ・ソナタ》録音テープが発見されたことにより実現しました。
 両作品ともに今回が
初音盤化となります。

 CD制作に際し、音源収録を御了承くださいました村上弦一郎様、井上鑑様に心より御礼申し上げます。




CD「山内正の純音楽」収録作品


CD「山内正の純音楽」


作曲家 山内正 研究活動




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