本文へスキップ


 


CD「山内正の純音楽」収録作品(1)《陽旋法に拠る交響曲》


TBS賞「日本を素材とする管弦楽曲」

作曲募集について


 東京放送(TBS)創立10周年記念事業「日本を素材とする管弦楽曲」作曲募集は、1961年の第1回を皮切りに1966年の第6回まで毎年行われました。

 本公募は、譜面審査で選定された特賞候補曲を公開演奏で最終審査し、〈特賞〉および〈入賞〉 作品を決定する形式がとられました。(最終審査まで残るも受賞に至らなかった作品は〈入選〉となる)
 入賞したほとんどの作曲家が本作曲賞によって楽壇デビューを飾り、受賞作品はTBSで放送、東京交響楽団の定期演奏会で取り上げられるため、未知の新人の作品が多くの聴衆の耳に触れることとなりました。

 作曲家 山内正が〈入賞〉を受賞した第1回は、1961年1月1日に作曲募集が発表され、7月31日の締め切りまでに応募された37作品の中から、審査員が特賞候補4曲を選出。11月1日18時、東京厚生年金会館において東京交響楽団の演奏により最終審査の公開演奏会が行われました。


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】


【第1回】(1961年) 審査結果


特賞:大木英子《ピアノと管弦楽のための協奏詩曲「舞い楽」》 入賞:山内正《陽旋法に拠る交響曲》 片岡良和《抜頭によるコンポジション》 入選:吉野一行《管弦楽のための雅楽風三章》


■ 審査員(第1回)

池内友次郎 伊福部昭 清瀬保二 下総皖一 信時潔 松平頼則 諸井三郎 山根銀二


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】





【TBS賞作曲募集 第2~6回審査結果】

【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】


【第2回】(1962年)


特賞:土肥泰《梵唱変容》 入賞:福島雄次郎《ヴァイオリンとオーケストラのためのラプソディー》 住友淳治《シンフォニア・オスティナータ》 入選:山本繁司《管弦楽のための三つの版画》 山内正《交響管弦楽のための俗楽三章》


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】


【第3回】(1963年)


特賞:大木英子《交響三撰「古今妙」》 入賞:杉浦正嘉 《唱礼による「交響管弦楽のための音楽」》 山田光生《シンフォニア》 入選:内藤清治《交響詩「嵯峨野」》


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】


【第4回】(1964年)


特賞:田村徹《筑後地方の俗楽によるコンポジション》 入賞:土肥泰《弦楽三章》 山田光生《ファンタジア・シンフォニカ》 入選:平沢昌《管弦楽のための日本民俗組曲》


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】


【第5回】(1965年)


特賞:夏田鐘甲《伽藍》 入賞:菊池雅春《交響的変容――日本のリズムによる》 小橋稔《佐渡の民謡による交響詩「鬼太鼓幻想》 入選:佐藤勝麿《交響一章》


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】


【第6回】(1966年)


特賞:堀悦子《半跏思惟》 入賞:佐藤勝麿《犍陀多と蜘蛛の糸》 増田宏三《シンフォニア・ルスティカ》 入選:佐藤敏直《組曲》


【CD「小杉太一郎の純音楽」報道記事】





《陽旋法に拠る交響曲》作品と収録音源について


CD「山内正の純音楽」収録作品


CD「山内正の純音楽」


作曲家 山内正 研究活動




inserted by FC2 system