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松村 禎三(まつむら・ていぞう)略歴privacy policy

松村禎三
(1960年4月 松村宅 仕事部屋にて 撮影:小杉太一郎)


 1929年、京都市生れ。1949年、旧制第三高等学校理科卒業。ピアノを高橋恒治、和声を長広敏雄に学ぶ。同年東京に移り、作曲を池内友次郎に師事。1956年より、伊福部昭に師事。

 1955年《序奏と協奏的アレグロ》で毎日音楽コンクール作曲部門 第1位を受賞。以降、本格的に作曲家としての活動を始め、独自の個性を持つ作曲家として、国際的に高い評価を受ける。

 主要作に《阿知女》(1957)、《弦楽四重奏とピアノのための音楽》(1962)、《交響曲 第1番》(1965)、《オペラ「沈黙」》(1993)、《ゲッセマネの夜に》(2002)、《交響曲 第2番》(1998/1999/2006)などがある。
 また、映画音楽、劇音楽の分野でも数多くの優れた作品を残す。

 1968年《管弦楽のための前奏曲》で第17回尾高賞。1970年に映画『地の群れ』の音楽で第25回毎日映画コンクール音楽賞、1972年映画『忍ぶ川』の音楽で第27回毎日映画コンクール音楽賞。1978年《ピアノ協奏曲 第2番》で第27回尾高賞。1978年、サントリー音楽賞。他、多数受賞。

 教育者としては東京藝術大学、東京音楽大学、相愛大学 等で後進の育成にあたった。東京藝術大学名誉教授。

 2007年8月6日歿。
 



「池野 成を偲ぶ」

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