《FRAGMENT ANTIQUE 古代的断章》(1984)は、東京藝術大学トロンボーン科の委嘱により作曲され、「東京芸術大学トロンボーン・アンサンブル第5回定期演奏会」で初演された。
12人のトロンボーン奏者(トロンボーン9、バス・トロンボーン3)と6人の打楽器奏者という特異な編成だけに演奏の機会を得るのは容易ではないが、同時に作曲家 池野成が理想とするヴォリュームとヴァイタリティに満ちたサウンドが存分に展開される。
CD「池野成の純音楽」は、作曲者所蔵の《FRAGMENT ANTIQUE 古代的断章》初演音源を収録。
各音楽家への連絡に御力添えをいただきました榊原徹氏、薄田真樹氏、CD化を御承諾くださいました指揮者 本名徹次氏をはじめとする演奏者の皆様に心より御礼申し上げます。