「アンサンブル・ボーノ! 第5回演奏会」プログラム
2001年、親交のあった仲森友英氏から《RAPSODIA CONCERTANTE》スコアのコピーを頼まれた作曲家 池野成は、コピー譜作成の際にヴァイオリン・ソロや初演で色彩感が足りないと感じた箇所に書き込みを加え改訂を行った。
改訂の内容は「スラー」の追加やトランペットに「8va」の演奏指示などを加えるというもので、新たな主題の追加やカットは行われていない。
この改訂版の初演は、荒井英治のヴァイオリン独奏、かねてより師の《RAPSODIA CONCERTANTE》再演をめざし活動を続けていた池野の弟子、津田泰孝の指揮により「Ensemble Buono! 第5回演奏会」で行われた。
《RAPSODIA CONCERTANTE》改訂版の初演にあたり、Salidaではレコーディング・エンジニアにオノ セイゲン氏をむかえ演奏を録音。「池野成の純音楽」制作に際し初CD化を行った。